九九式双発軽爆撃機

九九式双発軽爆撃機はドイツ空軍の急降下爆撃であるユンカースJu87シュツーカやJu88の活躍に刺激されて主翼下面にスノコ状のダイブブレーキを装備した二型乙が主力生産型となった。ダイブブレーキはキ66試作双発急降下爆撃機で効果が確認されたもので、エンジンの出力をアップした二型でも十分急降下爆撃が可能と判断されたため流用することとなった。

九九式双発軽爆撃機二型諸元

九九式双発軽爆撃機

エンジン空冷14気筒 中島ハ115×2(離昇馬力1,150HP/2,750r.p.m 公称馬力980HP/6,000m)
最大速度505km/h(5,600m)
航続距離2,400km
全高4.32m
全幅17.47m
全長12.88m
主翼面積40.0㎡
自重4,550kg
全備重量6,750kg
上昇時間5,000mまで8分30秒
実用上昇限度10,100m
武装八九式7.7mm旋回機関銃×3(前方旋回、後部上方旋回、後部下方旋回)
爆弾300~500kg
乗員4名