百式重爆撃機(吞龍)
百式重爆撃機(呑龍)は九七式重爆の後継機として計画された機体で、戦闘機の擁護を必要としないため500km/h超の最高速度を有すること、20mm機関砲(ホ1)の搭載と尾部銃座の設置、航続距離3,000km以上、爆弾搭載量1,000kgが要求された。しかし、出来上がった機体は九七重爆と性能的に大差なくエンジンのハ109が故障がちだったことから部隊では歓迎されなかったようである。
百式重爆撃機(吞龍)諸元

| エンジン | 空冷14気筒 中島ハ109×2(離昇馬力1,500HP/2,650r.p.m 公称馬力1,220HP/5,200m) |
|---|---|
| 最大速度 | 492km/h(高度5,000m) |
| 航続距離 | 2,000km(正規)3,000km(過荷) |
| 全高 | 4.25m |
| 全幅 | 20.42m |
| 全長 | 16.81m |
| 主翼面積 | 69.05㎡ |
| 自重 | 6,540kg |
| 全備重量 | 10,680kg(正規)11,090kg(過荷) |
| 上昇時間 | 5,000mまで13分39秒 |
| 実用上昇限度 | 9,300m |
| 武装 | 7.92mm機関銃×5、20mm機関砲×1 |
| 爆弾 | 750~1,000kg |
| 乗員 | 8名 |
