九八式直協偵察機

九八式直協偵察機は、直協機と言えば下方視界に優れた高翼機(パラソル機)が当たり前の時代に、低翼単葉にして抵抗を減らしより小さなエンジンで要求を満たせる思想を持って作られた機体である。

九八式直協偵察機諸元

九八式直協偵察機

エンジン空冷9気筒 日立ハ13甲(離昇馬力510HP/2,300r.p.m)
最大速度349km/h
航続距離1,100km
全高3.30m
全幅11.80m
全長8.00m
主翼面積18.10㎡
自重1,247kg
全備重量1,649kg
武装前方右側固定7.7mm機関銃(八九式固定機関銃)×1、後方旋回7.7mm機関銃(テ4)×1
爆弾250kg(胴体下、最大)または125kg(主翼下面、12.5kg爆弾×10)
乗員2名

九八式直協偵察機 こぼれ話

地上部隊の近接支援を行う偵察機として生まれたのが九八式直協偵察機である。最前線の不整地からでも離着陸ができるように、脚は固定脚とし、車輪も大きめのものを採用している。また、主翼は偵察時の下方視界をよくするため前縁に14.5度の後退角をつけている。

それまでの複葉機やパラソル機だと要求を満たすために大型化が必至だったが、低翼単葉にすれば抵抗を減らせるほか、片持ち式の主翼は重量軽減にもなり、結果的に小さなエンジン、小さな機体でも十分要求を満たす機体となった。

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